~前書き~

恐竜の圧倒的な「パゥワァ」。その魅力の虜になってしまったのさ、、、


これは約4年前、イクサランが発売され数週間後、件のお店に県外からよくいらっしゃっていたPさんが私にさらっと伝えてくれた言葉だ。


Pさんは所謂「イジられキャラ」という方で、その類い希なるプレイセンスと豪運で、会場を沸かせるエンターテイナーだった。


そんな彼が取り付かれた【恐竜】というイクサランでフォーカスされた部族の圧倒的な「パゥワァ」。パゥワァとは何なのか、どこの国の言語なのかは置いておき、レギサウルスの頭目をその大きな親指でさすりながらカードに目を向ける彼はまさしく純粋無垢な少年そのものだった。


話を現代に戻そう。世は正にモダンホライゾンⅡ発売直前。数多のモダン、レガシープレイヤー達が公開される新カードに一喜一憂している。勿論私もその一人だ。


そんな中、私は黙々とストレージからありもしないカードを探している。これは恐らく見つからない。3ボックス近く剥き続けた【灯争大戦】。何十枚と出てきたアンコモンを私はきっと1枚残らず近所のリサイクルショップに売り飛ばしてしまったのだ。EDHワンチャンというのは本当にあるのだな。


そう、私は今EDHの調整をしている。以前の記事で述べたとおり、我が家のEDH環境の変化によって、頂点に君臨した【ザルファーの魔道士、テフェリー】を打倒すべく、他のデッキは彼へのメタカードや取る戦法の再構築に奔走している。ザッと挙げてしまった【巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス】もその一つだ。



とはいえそもそもクリーチャー除去が苦手な緑というカラーパイの特性上、【群衆の親分、クレンコ】の打倒に向けたこのデッキのコンセプトは【相手よりはやく、より圧倒的な暴力で駆け抜ける】だった。そしてそれ以外のコンセプトを取ることはできないだろう。


ではこのデッキは解体して、【巨大猿、コグラ】のようなアーティファクトをメタった統率者に変えてしまうべきなのだろうか。それとも有志Seagal氏のように、エルフに身も心も捧げてより素早いオールインコンボに変化すべきなのだろうか。


ストレージを漁っている内に見つけた、幼き日の私の切り札【剣歯ニショーバ】が私に問いかけたように聞こえた


おいお前、気持ちよくぶん殴ってるかい?



私のことを細かなシナジーが好きな人、ハンデス畜生、ボードコンに取り憑かれたマスデス野郎と思っている人は多いと思うし、事実間違ってはいない。


しかし私がmtgに初めて触れたとき、その絵画的なファンタジーの世界に住む獰猛な生物たち、その野性的な魅力に心奪われた。


いつからか相手を見て、メタを考えて、刺さるカードに気を取られて、私の構築感は良くも悪くも他人を不快にさせることに囚われてしまっていた。


少年だったあの日、パックから出た【スカイシュラウドのビヒモス】のあの圧倒的なスケールと壮大さ、【剣歯ニショーバ】から放たれる獰猛な野生。そして「コイツで相手を攻撃して勝つ!」という野望と期待感。


Pさんの言っていた「パゥワァ」とは何なのか、少し分かった気がする。Pさんの解釈とは違うのかもしれないが、「パゥワァ」とはPower、つまり力そのものだ。


今、圧倒的な"緑"を、私は体感したいんだ



コンボによって即座に勝利を掴むのも一興、小さなシナジーでガチャガチャと歯車を嚙み合わせるのも一興。やりたいことを全て受け止めて、それをマスデスで無に帰するのも一興。ただな、スパイクな私よ、


今はパゥワァの話をしてるんだ。少し黙っててくれないか。


さあ、幼き日の私よ、圧倒的な暴力に身を任せよう。



~デッキリスト~

【統率者】
巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス

【土地 32枚】
森 25枚
ニクスの祭殿、ニクソス
オパールの宮殿
ギャレンブリグ城
カーンの拠点
英雄の鍛錬所
聖遺の塔
無限地帯

【クリーチャー 30枚】
ラノワールのエルフ
フィンドホーンのエルフ
エルフの神秘家
東屋のエルフ
ティタニアの僧侶
培養ドルイド
水蓮のコブラ
たかり猫猿
溜め込み屋のアウフ
空想小僧、ピール
進化の賢者
ファーティリド
マナ喰らいのハイドラ
再利用の賢者
永遠の証人
キヅタ小径の住人
鎧作りの審判者
狩りに喚ばれしレナータ
忠実な守護者
酸のスライム
舌長ハイドラ
すべてを取り込むもの、スラーク
東の樹の木霊
巨大猿、コグラ
ゼンティカーの報復者
クローサの心胆、カマール
終末の祟りの先陣
頂点壊滅獣
大食のハイドラ
起源のハイドラ

【インスタント 6枚】
自然の要求
むかしむかし
英雄的介入
クローサの掌握
内にいる獣
活性の力

【ソーサリー 10枚】
自然の知識
三顧の礼
探検
耕作
木霊の手の内
スカイシュラウドの要求
巨森の波動
自然の秩序
魂の力
リシュカーの巧技

【エンチャント 13枚】
繁茂
楽園の拡散
踏査
花の絨毯
硬化した鱗
木化
カザンドゥへの撤退
イトリモクの成長儀式/太陽の揺籃の地、イトリモク
ハイドラの成長
発見の道
よりよい品物
豊穣の力線
倍増の季節

【プレインズウォーカー 3枚】
野生語りのガラク
世界を揺るがす者、ニッサ
生命の力、ニッサ

【アーティファクト 5枚】
太陽の指輪
オゾリス
連合の秘宝
ナイレアの弓
グレートヘンジ



~統率者の紹介~

今回の統率者は【巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス】だ。直近のスタンダードでもTier1デッキへ採用が見込まれるその6マナ6/6速攻トランプルのワガママバディを、今回は私の手によって完成に導いていきたい。(便宜上こちらを新ヴォリンクレックスと称する)


新ヴォリンクレックス(今回はテキストなんかコピペしないから各自調べて欲しい)の能力は「自分が置くカウンターの倍化」と「対戦相手が置くカウンターの半減」だ。この際「対戦相手の~」の能力はインクのしみ程度に思ってしまおう(それで詰む可能性があるデッキと当たったときに喜べば良い)。


自分が置くカウンターの倍化、つまりカウンター1つ乗せるは2つに、2つは4つになる。加えて、倍増の季節とは異なり、戦場に出るパーマネントへも干渉できる(増補:どうやら倍増の季節でもできるらしい。倍増の季節で増えないのは忠誠度能力等のコストとなってるカウンター)。例えば、プレインズウォーカーの忠誠度は書いてある数値の倍置かれて出てくる。倍置かれると安直に言ったが、初期忠誠度の倍は


大抵は着地後即奥義してもカウンターが余る位の量である。


大量のPWを搭載してアドバンテージを稼ぎまくるのもアリだが、そんなノイズに興味はない。


狙うは、ヴォリンクレックスを強化して、その圧倒的なパゥワァ!!で相手を踏み潰す、ただそれだけだ。下手な小細工など無駄、ちゃちなブロッカーを喰らい尽くして、かのグリッサの如く、相手に祝福されし完成をプレゼントしてやろう。


なに?除去耐性がタフネス以外ない?ピン除去で終わる?


何を馬鹿なことを言ってるんだ、今はパゥワァの話をしてるんだぞ!!


※注意として、新ヴォリンクレックスが場にいて初めて効力を発揮するので、他のカードの効果で「新ヴォリンクレックスに追加でカウンターを置いて場に出す」ようにしても、その時のカウンターは倍化できない。ルーリングミスに気をつけよう(戒めのブーメラン)


~土地の選定~
・ピックアップカード
1:オパールの宮殿
2:英雄の鍛錬所
3:カーンの拠点


正直な話、よっぽどのことがなければ単色でEDHを組むなら、下手な特殊土地より基本土地の方が10倍は強い。


それこそ、能力で対価以上のマナを生み出せる「ニクスの祭殿、ニクソス」や「ギャレンブリグ城」、入れてはいないがそもそも2マナ出る「古の墳墓」辺りを除けば、他は森だけで十分に成立させられる。フェッチランドすら基本土地と枠を争う関係性になるのが単色EDHだと思っている。なんだ?クレイドルがどうかしたのか?あんな高い紙買うくらいならジンギスカン食べるぞ私は。


そんな中で森から土地のスロットをもぎ取ったカードから三枚、ピックアップカードとして紹介する。


1:オパールの宮殿

EDH以外無色土地。最早EDHのためだけに刷られているカードだ。無色の他にマナフィルターとして機能して、フィルターしたマナで統率者を唱えると、ゲーム中に統率者領域から唱えられた回数分の+1/+1カウンターを乗せられる。


前段の注釈で新ヴォリンクレックスが出る前に乗るカウンターは倍化できないことを伝えているとおり、新ヴォリンクレックスに奇数個のカウンターが乗る珍しいパターンが見られる。まあそんな珍場面が見たいわけではなく、新ヴォリンクレックス自身に「カウンターが乗る」ということが大切なのだ。これについては追々分かるだろう。


2:英雄の鍛錬所

EDHでも無色土地。無色土地でも採用されているのにはわけがちゃんとある。

この土地はタップで、このターンに出た統率者にカウンター1つを付与できる能力がついている。クリーチャーなら+1/+1カウンター、プレインズウォーカーなら忠誠度カウンターがそれぞれ乗せられる。


たかだか1つと侮るなかれ、これは場に出た後にカウンターを乗せられるからこのデッキなら実際は2つ以上乗る。出したターン限定であるが、実質7マナ8/8速攻トランプルは雑に強い。



3:カーンの拠点

増殖できるらしい


カウンターを倍化させる新ヴォリンクレックスによって2つ以上乗せられるようになると凶悪そのもの。ただしカウンターが既に乗っているパーマネントに限定されてしまう。


だから新ヴォリンクレックスにカウンターを乗せておくことが大切なのだ。




~マナ加速の選定~
・ピックアップカード
1:ファーティリド
2:巨森の波動
3:連合の秘宝


正直なところ、マナ加速は緑のお家芸だ。今回採用したマナ加速の殆どは【コストの低さ】と【リターンの大きさ】を加味して採用している。故にマナクリ、ランパン、エンチャ、マナファクトと採用されたカードタイプが多岐にわたっている。


本項でのピックアップカードは、【コストの低さ】を度外視して入れたカードだ。それだけリターンがデカいと考えて採用に踏み切った。


ちなみに今回「芽ぐみ」は外した。土地32枚ではリターンが少なすぎる。ロマンはあるがこのデッキではリスキーなカードだ。


1:ファーティリド
謎のエレメンタル。3マナ2/2相当、2マナと+1/+1カウンター1つで基本土地をタップインさせるクリーチャー。


新ヴォリンクレックスの着地のために「爆発的植生」として使い切っても良いし、着地後なら3マナ4/4相当以上のスタッツが見込める小粒~中堅クリーチャーになってくれる。

そして、コイツに何かしらの能力でカウンターを与えていけば、基本的に土地に困ることはなくなる。


2:巨森の波動
キッカー付き爆発的植生


正直なところ「スカイシュラウドの要求」という神コモンがある以上、極端に森が少ない構成でなければこういったカードにお鉢は中々回ってこないものなのだが、コイツの魅力はやはりキッカー時の能力だ。



自軍に+1/+1カウンター2個ずつ付与によって一気に盤面を強化してくれる。新ヴォリンクレックス下なら4個ずつという状況次第でゲームエンドカードに化けてくれる。


3:連合の秘宝
今更説明する必要あるか?


私の記事を閲覧している視聴者層を考慮すると単体での能力は説明不要かもしれない、楽に6マナ圏へアクセスさせてくれる良カード。


新ヴォリンクレックスがいるとカウンターが2個たまるようになるため、2~3マナ生み出す更に良心的なカードになってくれる。バファリンに近いのかもしれない。



~アドバンテージカードの選定~
・ピックアップカード
1:鎧作りの審判者
2:自然の秩序
3:発見の道


このデッキにおけるアドバンテージとは大きく「ドロー」「サーチ」「回収」「カウンター付与」の4つだ。「カウンター付与」についてはこのデッキの核となるため後述するとして、それ以外の側面を持つカードをピックアップしていく。


1:鎧作りの審判者
+1/+1カウンター乗ってるクリーチャー分ドロー。まさか調和から枠をもぎ取るとは思わなかったが、使ってみてこれは強い。


何時でも使えるようにはならなくなったが、攻め手を増やしたい、決めに行きたい時には最高に頼もしく見える一枚。何気にエルフなのでティタニアの僧侶のカウントを増やせるのも良好。


2:自然の秩序
なるほど確かに、コイツは便利だ


実はストリクスヘイブン発売まで所持しておらず、誰かがビヒモス釣ってくる為のコンボ畜生カードかよクソがコンボパーツ拾ってくるサーチカードだろうと思っていたのだが、実際に使用してみるとまた違った感想になるのが面白い。


このデッキではクリーチャーならなんでも探してくれるため、ヘイトカードである「溜め込み屋のアウフ」や、苦手な状況を打開できるカードを引っ張ってこれるのは非常に使い勝手が良い。勿論バフをかけられるフィニッシャーに繋ぐのもアリだ。


「打てば確実にヘイトが上がるカード」であるのは確かだが、それ以上のリターンを約束してくれるカードだった。私は学びを得たぞ。


3:発見の道
ギャンブル性は高いが一枚三役。クリーチャーが出たとき探検するという直近のスタンダードしか触れていない人には聞き覚えのない能力がついている。


自分のライブラリートップを公開して、土地なら手札に、そうでないならそのクリーチャーに+1/+1カウンターを乗せ、そのカードをライブラリーの一番上に戻すか墓地に落とすか選べる、という能力なのだが、「土地の補充」「ライブラリートップ操作」というこのデッキを組む上でおろそかにしてしまった部分を補完してくれるカード。


無論カウンター付与はこのデッキで弱いわけがない。ライブラリートップに左右されてしまうという不確実さはあるが、これまでのEDH作成で「単色EDHに完璧は求めない」という学びを得ているためこれ以上は求めない。



~カウンターを乗せるカードの選定~
・ピックアップカード
1:キヅタ小径の住人
2:魂の力
3:ハイドラの成長


「カウンター付与」と言っても、様々な性質がある。今回は「カウンターを乗せるもの」「カウンターが乗るもの」「カウンターを増やす、移動させるもの」という3つに分けて、それぞれピックアップカードを紹介していく。

先ずは「カウンターを乗せるもの」。これは純粋に能力で何かにカウンターを乗せるカードだ。


1:キヅタ小径の住人
後続がカウンターを連れてくる。他の緑のクリーチャーが出る度にどこかに+1/+1カウンターを付与できる。


「どこかに」というのが有用で、新ヴォリンクレックスをゲロほど強くしても良いし、ラノエルをマリット・レイジ級に強くしても構わない。器用な立ち回りができるカードだ。スタッツは低めなので先に自分を強化しておくのもアリ。


2:魂の力
え?リミテッドカードでは?。なんて思ってた奴がいるなら今すぐ手を挙げてくれ。


私もだ。


効果は単純明快、対象のクリーチャーのパワー分+1/+1カウンターをそのクリーチャーに乗せる。ただそれだけなのだが、新ヴォリンクレックスならカウンターが倍乗る。


つまり最低18/18速攻トランプルの圧倒的なパゥワァ!!


新ヴォリンクレックス自体に速攻がついているためこれで2パンが成立する。勿論何かしらの効果でパワーが8以上なら1パンジェネラルとして君臨できる。コンボ畜生どもにパゥワァの違いを見せつけてやろう。


3:ハイドラの成長
リミテッド、圧倒的リミテッド感、、、。なんだその目は、ふざけているのかって?


今はパゥワァの話をしているんだ!大真面目に決まってるだろうが!!


かなり悠長なカードではあるのだが、最初にカウンターを1つ乗せ、毎ターン自分に乗っているカウンターを倍にしてくれるオーラ。


新ヴォリンクレックスに付けると、(推測の域を出ないので間違っていた場合反省します)単純に四倍!!とはならない。挙動がややこしいのだが、「置かれているカウンターと同数×2の+1/+1カウンター」が置かれるので、(新ヴォリンクレックスに付けると仮定して)付けたターンは2個、次の自分のターンで2+(2×2)=6個、その次で6+(6×2)=18個とカウンターが3倍になる。ゲームが続く限り無限に増え続けるので、そのいきり立つ圧倒的なパゥワァ!!を見せつけてやろう。


~カウンターが乗るカードの選定~
・ピックアップカード
1:全てを取り込むもの、スラーク
2:大食のハイドラ
3:世界を揺るがす者、ニッサ

ここからは自身にカウンターが乗るカードの紹介である。

1:全てを取り込むもの、スラーク
ピン除去を否定するマン。+1/+1カウンターが乗ってる自分の生物が死亡するたび、他の+1/+1カウンターが乗ってる自分のクリーチャーに+1/+1カウンター乗せるウーズ。


カウンターを周りにばらまいておけば置くほど効果絶大であり、対戦相手に全除去を打たせる為の良い餌にもなる。新ヴォリンクレックスへの花道となれ


2:大食のハイドラ
ビーフorチキン感覚。カウンター倍か格闘か選べるハイドラ。


デカブツとして詰めに使っても良いし、ピン除去としてバチバチに殴り合ってもいい。新ヴォリンクレックス下だと誘発前に10/10超えてるときもある圧倒的なパゥワァ。


3:世界を揺るがす者、ニッサ
何故レアなんだ?そんなことを思ってしまうぐらい強いプレインズウォーカー。

奥義しても勝ちではないけどライブラリーから土地がほぼ消える。ついでに土地に破壊不能もつく。

+で土地をクリーチャー化できる上、新ヴォリンクレックス下なら6/6警戒持ち相当を量産する化け物生産工場と化す。

常在で森から追加で緑マナも出るし、さてはオリカなのではないかとたまに不安になるカードだ。


~カウンターを増やす、移動させるものの選定~
・ピックアップカード
1:空想小僧、ピール
2:倍増の季節
3:オゾリス


カウンターを増やすとは、カウンターを乗せる能力に書かれている個数を増やすカードである。単にひとつ増やすだけかもしれないが、新ヴォリンクレックス下なら「個数を増やしてから、その数値を倍にして置く」ことが可能なため、例えば1つ置くが相乗効果で4つ置けるようになる。


カウンターを移動させるとは「あるパーマネントからカウンターをX個取り除いて、別なパーマネントにカウンターをX個置く」という挙動を取る。新ヴォリンクレックス下だとX個取り除いて2X個カウンターが置かれる。


1:空想小僧、ピール
共闘相手を置き去りにした

純粋に置かれるカウンターの個数を1つ増やす伝説の人間。便利なのが「パーマネントに置かれるカウンターを増やす」なのでプレインズウォーカーの忠誠度能力や連合の秘宝のカウンターも増やせる。地味だけど見落としがちなので気をつけよう。


2:倍増の季節
元のカードも入れてみました。地味に痛い出費であったが、これはお値段以上に楽しめそうだ。


カウンターも倍、トークンも倍なので雑な倍々ゲームで勝利をかっさらおう。


3:オゾリス
これ?スタンダードで共存するのか?。現代mtgのカードパワーを感じる一枚。



カウンターが乗っていたクリーチャーが死亡するとオゾリスにカウンターが同じ数たまっていき、戦闘の時にクリーチャー1体に移動させられる、っていう効果なのだが。


新ヴォリンクレックス下だとオゾリスに移動したときに倍、クリーチャーに移動したときにも倍で4倍のカウンターが乗るようになる。正直オーバーキル感がすごい




~後書き~
この際汎用的な除去やフィニッシャーは説明する必要は無いだろう。それらが何故強いのかは是非有識者達に聞いて欲しい。多分適当なスナック菓子と引き換えに懇切丁寧に教えてくれるはずだ。


今回の【巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス】だが、正直強いかどうかは判断しかねる。無限コンボもねじ込もうと思えばできたが、そんなことよりも衝動の初速を大切に仕上げたかった。なにより自分が気持ちよくぶん殴る。かつての、少年の頃の自分に会えたのなら、間違いなくこのデッキを勧めてあげたい。きっとEDHのルールなんて覚えられないだろうが、このデッキに含まれる数多のカード達に、きっと心奪われるだろう。


視聴者諸兄も気が向いたら、圧倒的なパゥワァに魅せられたEDHを作ってみて欲しい。そして私のTwitterアカウントにリストと共にリプライして頂いたら、特別な賞品はないが、お礼の言葉と共に「圧倒的なパゥワァ!!」と書いて変身すると思う。

それでは視聴者諸兄、良きEDHライフを。

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