はい。お久しぶりです。今回もEDHです。何はなくともガチガチとしたスタンの構築や、金銭的に負荷のかなり高いモダン、レガシーではなくEDHです。決められたルールこそあるものの、カードゲームは構築を含め自由でなくてはならないと勝手に思っております。
アスマディ、エトラータと新セットが出るごとにEDHを作ってきましたが今回は特殊セット、コンスピラシーより『マルチェッサ女王』をジェネラルに据えたデッキを作りました。Twitterの方では予算約20000円で作るEDHということで制作過程を90%近く掲載したのですが、実際にこの間(3/17)の交流会に持ち込み、調整した状態で掲載させて頂きます。

その前に、ジェネラルのおさらい
『マルチェッサ女王』1赤白黒 P3/T3
伝説のクリーチャー-人間・暗殺者
接死、速攻
『』が戦場に出たとき、あなたが統治者になる
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手が統治者であった場合、接死と速攻を持つ黒の1/1の暗殺者・クリーチャー・トークンを一体戦場に出す。

はい、統治者とは何ぞやとなってしまった方に説明しますと、統治者になると終了ステップに1ドロー出来ます。ただし、クリーチャーから戦闘ダメージを与えられると、そのクリーチャーのコントローラーに奪われてしまいます。コントローラーが移動する紋章みたいなものです。

さて、題にも記載しましたが、赤白黒というのはEDHにおける最弱の三色の組み合わせになります。
最強は青、次いで緑、黒、赤、白と続いていきます。この順番をみて分かる方は分かると思います。ドロースペルが容易か否か、マナ加速が容易か否かで順位が決まっております(他にも理由は多岐にわたると思いますがそういうことにしていて下さい。)
まず青。構築環境でも最もドローに秀でた色で間違いないでしょう。マナ加速と言われると?がつく方もいるかと思いますが青はアーティファクトとのシナジーが強い色でもあります。アーティファクトによるマナ加速が常在しているEDHにおける青という色はドローとアーティファクトシナジー、それだけで最強を名乗ることが出来るくらい強い色となります。
次いで緑、マナ加速最強はヴィンテージを除いて揺るがないでしょう。ドローというと緑?と思われがちですが、緑には時折雑なドローカードが刷られます(クリーチャーの数分ドローとか、最大のパワー分ドローとか、クリーチャー呪文を唱えるとドローとか)。加速でき、大量ドローも出来、クリーチャーの質も優秀、高マナ域まで達することの多いEDHでは非常に器用な色と言えます。
黒はライフや生物をリソースにしたドロー、そして上位二色よりも優秀なサーチ呪文(大半のサーチ呪文は公開するのに対して、黒は公開しません。善し悪しはありますがほぼ毎セット、若しくは毎ブロック刷られてます)があります。除去にも優れた色なのでコントロール色の強いカラーリングになりますが、カラーパイである手札破壊が多人数戦向きではないです。暗黒の儀式系の一時的なマナ加速が使えるのも魅力です。
赤はルーティングや衝動的ドロー(ライブラリートップを追放してターン内なら唱えられる)がありますが上の三色と比べると手札の総数が変わらない点で見劣りします。一時的なマナ加速もあるので、瞬間的に大きなマナを出して、速度差で勝負するような形も取れます。
そして最弱の白、ドローやサーチは数えるほどしかなく、他の色と比べても見劣りします。マナ加速にも乏しい色でもあります。相手の行動を阻害するカードが多いため、相手の行動を遅らせたりするのは得意です。場をリセットするような呪文も多いため、ボードコントロール力は高いです。

ざっくりと色紹介をしたところでこのマルチェッサ女王、最弱三色の組み合わせですが、出したターンには統治者によりドローできます。弱いところを補填してくれるこの能力を使いつつ、相手の盤面を潰していく形でゲームを進める、そんな方向でデッキを作っていきました、それではどうぞ

【ジェネラル】
マルチェッサ女王
【土地32枚】
平地5
沼5
山4
シェフェトの砂丘
イフニルの死界
愚蒙の記念像
オルゾフの聖堂
コイロスの洞窟
孤立した礼拝堂
悪臭の荒野
磨かれたやせ地
ラクドスの肉儀場
竜髑髏の山頂
ボロスの駐屯地
戦場の鍛冶場
断崖の避難所
凱旋の神殿
統率の塔
進化する未開地
屍肉あさりの地
大天使の霊堂
【マナ加速18枚】
土地税
白蘭の騎士
暗黒の儀式
猿人の指導霊
太陽の指輪
真珠の大メダル
精神石
虹色のレンズ
乳白色のダイヤモンド
炭色のダイヤモンド
オルゾフの印鑑
ラクドスの印鑑
ボロスの印鑑
予言のプリズム
マルドゥの戦旗
彩色の灯籠
摩滅したパワーストーン
金粉の水蓮
【無限コンボ3枚】
霊体の先達
目覚ましヒバリ
狂気の祭壇
【ドロー・サーチ14枚】
悟りの教示者
マグマの洞察力
虚無の呪文爆弾
頭蓋骨絞め
前兆の壁
アルゲールの断血/アクロゾズの神殿
血の署名
悪魔の意図
苦しめる声
秘密の備蓄品
アゾールの門口/太陽の聖域
牧歌的な教示者
死者の神、エレボス
首謀者の収得
【除去15枚】
剣を鋤に
解呪
粉々
肉袋の匪賊
屈辱
忘却石
審判の日
完全なる終わり
ネビニラルの円盤
消耗した全能
鋼のヘルカイト
質素な命令
終末
無慈悲な追い立て
大修道士、エリシュ・ノーン
【妨害7枚】
エイヴンの思考検閲者
異端聖戦士、サリア
金輪際
配分の領事、カンバール
ウギンのきずな
騒乱の大祭
囚われの聴衆
【フィニッシャー、その他10枚】
異端の癒し手、リリアナ/反抗する屍術師、リリアナ
ゴブリンの熟練扇動者
選定された行進
遍歴の騎士、エルズペス
エルズペス・ティレル
死の権威、リリアナ
太陽のタイタン
希望の天使アヴァシン
絶望の魔神
奈落の総ざらい

【勝手に五段階評価】
爆発力:☆☆
打撃力:☆
防御力:☆☆☆☆
持久力:☆☆☆☆
面白さ:☆☆☆

基本的な立ち回りとして豊富な除去や妨害を生かしたボードコントロールです。アスマディと違う点は、向こうはギャンブル性が非常に高かったのに対して、こちらは堅実に、じわじわと相手の行動を咎めていく形になります。息切れしがちなボードコントロールをマルチェッサ女王の統治権付与で補填していき、リセット、妨害を繰り返します。
打点の低さがどうしても目立ったので無限コンボも1種類入れてますし、突然ゲームセットするコンボも実装されてます。困ったらとりあえずリセット!サーチ?許さん!!追加ターン?必要ない!!と地味に効くヘイトカードで盤面を厳しく律していきましょう。
新セット《ラヴニカの献身》からは囚われの聴衆が入りました(交流会の段階ではテイサ・カルロフとトークン生成ギミックが積まれていたのですが、より直接的な妨害やドローに切り替えました)出すぎた杭を打ち込むようにプレゼントしてあげましょう。

もうすぐ4月になりますが私の給与は中々上がらないのでしばらくはカジュアル勢として地道に生きていきます。

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